皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。<br/><br/>陳さんはまず、メキシコペソ円の動向について『もち合いで推移しそうだ。11月3日の米大統領選挙を控えて徐々に動きにくくなりそうだ』と予想しています。<br/><br/>『メキシコへの外国投資に回復の兆しが出てきた。フランスの航空部品大手サフランは新工場建設を決め、トヨタ自動車は増産投資に動く』と伝えており、この背景には『米国とカナダとの貿易新協定USMCAが今年7月に発効し、先行きの不透明感が薄れてきたこと』があると言及しています。<br/><br/>『メキシコ政府によると、今年1~6月のメキシコへの外国企業による直接投資(FDI)は179億ドルだった』とのことで、『新型コロナで社会経済活動は大幅に制限されたが、前年同期と比べて0.7%減にとどまった。米国とカナダからの投資は増えた』と述べています。<br/><br/>続けて、『メキシコ銀行(メキシコ中央銀行)が10月1日時点で民間の予測をまとめたところ、2020年通年のFDIは246億ドルと見込まれている。5月発表の予測(192億ドル)から大幅に上方修正された』と伝えています。<br/><br/>『昨年の実績にはおよばないが、金融危機後の2009年(178億ドル)は上回ると予想されている』としており、『新型コロナ禍で企業収益が悪化するなかでも、メキシコへのFDIの落ち込みが限定的なのは、昨年12月に北米の貿易新協定USMCAの発効にメドがつき、今年7月1日に実際に発効した効果が大きい』と分析。加えて、『USMCAに新たに盛り込まれた高賃金条項や域内生産比率の引き上げは、メキシコにとっては厳しい内容だが、実質的に自由貿易協定(FTA)が維持されたことがプラスになったようだ』と考察しています。<br/><br/>ただ、メキシコ経済の先行きは『依然として不安定』と指摘し、その理由について『メキシコの2020年の実質経済成長率(GDP)はマイナス10%程度と見込まれている。メキシコの新型コロナ感染者数は約85万人と、世界で10番目に多いが、ロペスオブラドール政権は積極的な財政出動には動かず、他の新興国と比べても回復には時間がかかるとみられている』と伝えています。<br/><br/>また、『ロペスオブラドール大統領は就任以来、民間投資に否定的な姿勢が目立つ』とも言及。『新空港建設や油田入札などを中止し、今年3月には米企業が建設中のビール工場の操業許可を取り消した。エネルギー分野では国営企業優先の政策を模索しており、進出企業の警戒感は強く、ロベスオブラドール政権の経済運営に先行きへの懸念は残っている』と指摘しています。<br/><br/>こうしたことから、メキシコペソ円は『もち合いで推移しそう』と予想し、予想レンジは『4.60円~5.20円』としています。<br/><br/>参考にしてみてくださいね。<br/><br/>上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の10月27日付「【メキシコペソ円今週の予想(10月26日)】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。<br/><br/>フィスコリサーチレポーター 花田浩菜<br/><br/>

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