東京市場はもみ合いか。欧米株はそろって上昇。総じて小動きではあったものの、米国の税制改革案を好感する流れが続いた。ドル円は円安一服の動きで、足元では112円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて60円安の20330円、ドル建てが30円安の20360円で取引を終えた。

 海外市場からは新たな手がかりは少ない。為替はやや円高に傾く中、週末でもあり積極的に上値を追う動きにはなりづらいだろう。ただ、米国株のしっかりした動きが続いており、売り込む材料にも乏しい。今週の日経平均は20300円どころの値固めが進んだ。5日線も20330円(28日時点)に位置しており、きょうはこの近辺で落ち着いた推移を予想する。日経平均の予想レンジは20280円−20420円。