東京市場は上値の重い展開か。欧州株は軟調で米国株はまちまち。引き続き金融株の下げが相場の重荷となった。為替市場では円高基調が継続し、ドル円は110円台をつける場面もあった。足元では111円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて5円高の18915円、ドル建ては60円高の18970円で取引を終えた。ドル円は朝方にはやや切り返しているが、円高進行への警戒から積極的な買いが入りづらいと考える。ロンドンでは国会議事堂周辺で襲撃事件が発生し、国内ではきょう「森友学園」問題に絡み籠池泰典氏の衆参予算委員会での証人喚問が予定されている。きのうが大幅安であっただけに、さらに大きく売り込む動きにはならないとみるが、何かとリスクが意識されやすく、やや弱めで様子見姿勢が強まると予想する。日経平均の予想レンジは18850円−19100円。