東京市場はもみ合いか。休場の間の米国市場は落ち着いた動きではあったが、為替市場では円安一服となっており、やや方向感に欠ける展開を予想する。米国株は13日は主要3指数が上昇したが、週明けの16日はまちまち。ドル円は足元では112円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて60円安の22540円、ドル建てが35円安の22565円で取引を終えた。

 CME225先物は22500円近辺からのスタートを示唆しており、先週末の日経平均終値(22597円)からみると、売りが先行する展開も想定される。今晩米国ではパウエルFRB議長の上院議会証言が予定されていることも様子見姿勢を強める材料となる。ただ、米国では決算発表シーズンに入っており、当面の米株市場は堅調が期待できる。日本株も先週の動きは強く、大きく崩れる展開は想定しづらい。押し目があれば買いが入り、22500円どころを意識しながらのもみ合い相場が続くと予想する。日経平均の予想レンジは22480円−22650円。