東京市場はもみ合いか。先週末の欧米株は軟調。週末かつ月末で持ち高調整の売りが優勢となった。米国では1-3月期GDP速報値が市場予想を下回ったこともやや重しとなった。ドル円は小動きで、足元では111円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて15円高の19215円、ドル建ては35円高の19235円で取引を終えた。欧米市場は下げたといっても小幅だが、北朝鮮を巡る軍事的緊張が改めて高まっていることは、日本株にとっては様子見姿勢を強める材料となりやすい。先週の株高を受けて決算銘柄の売買は一段と活況が期待でき、こちらは下値を支える要因にはなるが、大型連休の間に海外イベントも多く、全体的には動きづらく、方向感に乏しい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは19100円−19300円。