4日のニューヨーク株式市場は大幅反落。ダウ工業株30種平均は前日比512ドル76セント安の1万1,383ドル68セントと2010年12月9日以来、約8か月ぶりの安値で取引を終えた。下げ幅は、リーマンショック時の2008年12月1日以来の大幅なものを記録した。

  ハイテク株中心のナスダック総合株式指数は同136.68ポイント安の2556.39で引けた。

  米労働省が発表した週間の米新規失業保険申請件数が予想を下回ったことや、イタリアやスペインを中心とする欧州の景気先行き不安を背景に売りが優勢となり、相場は急落した。

  金融市場は2008年9-10月の金融危機を連想させる乱高下をみせている。金価格が歴史的な高値を更新する一方、米原油先物は約6%安の1バレル86.63ドルに急落。また米国債市場2年債利回りが過去最低を付け、投資家の失望感が広がっている。

  

  

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