USDJPY United States Dollar vs Japanese Yen

　NY為替市場ではユーロが軟調な動き。欧州中央銀行（ECB）は市場予想通りに金融政策の据え置きを決定した。また、量的緩和（QE）は9月末まで継続し、必要に応じてはその以降も続く可能性があるとし、ガイダンスは変更しなかった。ドラギECB総裁は、ユーロ圏の経済は堅調で、幅広い成長が続いているものの、最近の経済指標は景気拡大ペースの緩和を示唆しているとも述べた。金融政策イベントに大きなイベントはなく、ECB総裁の会見中はいったんユーロ買いが先行したが、徐々に売り圧力が強まり、ユーロドルは1.2210ドルを高値に1月12日以来の安値となる1.2096ドルまで下押しし、ユーロ円は133.25円から132.29円まで弱含んだ。
米債利回りの上昇が一段落し、ドル高の調整が先行したが、ユーロドルでのドル買い・ユーロ売りを受けて、ドルがユーロ以外の主要通貨に対しても堅調な動きとなり、ポンドドルは1.3998ドルを頭に1.39ドル前半に押し戻され、豪ドル／ドルは0.7547ドルまで下押し、NZドル／ドルは0.70ドル後半で上値の重い動きとなった。
米株の堅調な動きも支えにドル円は底固く、109.07円を安値に109円前半でしっかり。クロス円の値動きは鈍く、ポンド円は152円前半、豪ドル円は82円半ば、NZドル円は77円前半で下げ渋った。
この日発表された米3月耐久財受注は前月比で予想比上振れの+2.6％となったが、同コア（除輸送用機器）はプラス予想に反して横ばい。また、米新規失業保険申請件数は20.9万件と強い結果となった。米上院はポンペオ氏の国務長官指名を承認した。
6時現在、ドル円は109.30円、ユーロドルは1.2103ドル、ユーロ円は132.30円で推移。