冨士ダイス<6167>は13日、2017年3月期第3四半期(16年4-12月)決算を発表。売上高が前期比2.3%増の121.71億円、営業利益が同27.7%増の7.63億円、経常利益が同31.5%増の7.43億円、四半期純利益が同41.9%増の5.19億円となった。<br/><br/>超硬製工具類では、海外向けの熱間圧延ロールや混錬工具の販売が増加。超硬製金型類では、光学素子成形用金型の販売が増加したことに加え、製缶金型も好調に推移した。その他の超硬製品では、粉末成形金型用の超硬合金チップや精密プレス金型用の超硬合金チップが引き続き堅調に推移した。その結果、前期に引き続き、売上高、利益ともに増収・増益の着地となった。<br/><br/>2017年3月期通期は売上高が前期比3.2%増の165.71億円、営業利益が同12.8%増の10.86億円、経常利益が同19.4%増の11.45億円を据え置いている。同社は今後の中長期的な成長に向けて、恒常的に業務の効率化を進め、経済成長が見込まれるアジア地域を中⼼とした海外売上の拡大を図るとともに、成長分野への研究開発に注力していくとしている。<br/><br/>

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