S&P500先物 2199.75(+7.75) (19:40現在)<br/>ナスダック100先物 4760.75(+22.25) (19:40現在)<br/><br/>19:40時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。また、NYダウは75ドル高程度で推移。欧州は全般上昇して推移しており、独DAXに至っては1.6%超の上昇に。<br/><br/>注目されていたイタリアで憲法改正を巡る国民投票の結果は、「否決」となった。Brexitや米大統領選ほどではないものの、政治的・経済的混乱による先行き不透明感が長期的に米株式市場への重しとなることも想定される。欧州の上昇などを受けて楽観視される可能性は高そうだが、株価が大きく変動する可能性もあり、注意が必要。<br/><br/>もっとも、先週発表された消費者信頼感指数やISM製造業景況指数は、予想を上回る好調な内容となったが、雇用・所得環境の改善が反映されているものと考えられる。大統領選終了による不透明感の解消が反映される11月以降の経済指標を通じて米国経済の拡大基調が確認されれば、株価上昇に繋がるだろう。<br/><br/>その意味では本日は11月ISM非製造業景況指数が注目されるほか、翌日以降も10月貿易収支(6日)、10月製造業・耐久財受注(6日)、10月卸売在庫(9日)などが予定されている。ISM非製造業は大統領選の終了による不透明感払拭によって持ち直しが期待できるなか、相場への支援材料になりそうだ。<br/><br/>なお、NYダウは19000ドルを突破した後も、じり高基調が継続している。足元で緩やかな上昇が続いているため、過熱感は強まらず、ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジでの推移で、+1σを捉えている。+2σは19580ドル近くまで上昇しており、タイミングとしてはリバウンドが意識されやすい。<br/><br/>ただし、来週にはFOMCを控えている。利上げは織り込まれているが、来年の利上げペースが増えるようだと、さすがに重しとなる可能性はある。+1σを下回ってくるようだと、18800-18900ドルのレンジを試す可能性も意識されそうだ。<br/><br/>

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