31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円25銭へ上昇後、110円50銭へ反落し110円73銭で引けた。

 米国の4月個人消費支出(PCE)が7年ぶりの大幅な伸びを示したことを好感したドル買いが一時強まった。その後発表された5月シカゴ購買部協会景気指数が予想外に50を割り込み、消費者信頼感指数も年初来で最低となったため、ドル売りが優勢となった。英国の欧州連合(EU)離脱懸念を嫌った円買いも強まった。


 ユーロ・ドルは、1.1173ドルへ上昇後、1.1122ドルへ反落し、1.1132ドルで引けた。ユーロ・円は、124円19銭へ上昇後、122円98銭へ反落した。


 ポンド・ドルは、1.4654ドルから1.4465ドルへ下落した。6月23日に英国の欧州連合(EU)離脱是非を問う国民投票を控えて、ICM、ガーディアンが実施した最新世論で、離脱支持が残留支持を上回ったため、ポンド売りが強まった。


 ドル・スイスは、0.9887フランから0.9951フランへ上昇した。当局のフラン高是正の介入警戒感を受けたフラン売りが強まった。




<KK>


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