29日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比10.63ポイント(0.36%)高の2998.48ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、11.07ポイント(0.35%)高の3138.66ポイントで引けている。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は2.70ポイント(0.77%)高の353.36ポイント、深センB株指数は2.96ポイント(0.25%)高の1186.06ポイントで終了した。<br/><br/>市場活性化の期待が追い風。深セン・香港間の相互取引に関し、市場で噂されている11月17日よりも早い時期にスタートするとの観測が浮上した。香港交易所(香港証券取引所:388/HK)の李小加CEO(最高経営責任者)は28日、準備作業が最終段階に入っていると説明したうえで、11月早々の開始を希望すると述べている。<br/><br/>業種別では、証券株の上げが目立つ。太平洋証券(601099/SH)が4.7%高で引けた。石炭株も急伸。エン州煤業(600188/SH)が4.4%上昇する。国内の燃料炭相場が先週まで、14週連続で値上がりしたことが支援材料だ。銀行株や保険株、不動産株、素材関連株、インフラ関連株、消費関連株などもっしっかり。<br/><br/>もっとも、上値は重い。国慶節に絡んだ大型連休(本土休場は10月3-7日)を週末からに控え、積極的な買いを見送るスタンスが続いている。商いも依然として低調だ。<br/><br/>【亜州IR】<br/><br/>

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