<br/>26日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比94.59ポイント(0.41%)高の22909.54ポイントと3日ぶり、本土企業株で構成されるH株指数が45.26ポイント(0.48%)高の9550.04ポイントと6日ぶりにそれぞれ反発した。売買代金は547億7400万香港ドルに縮小している(25日は680億3900万香港ドル)。<br/><br/>好業績銘柄が指数を押し上げる。上場企業の決算発表がピークを迎えるなか、良好な業績を明らかにする企業が相次いだことを好感。来期の業績についても、上向くとの見通しが一部で出ている。<br/><br/>ハンセン指数の構成銘柄では、消費関連株の上げが目立つ。乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が5.8%高と大幅続伸(前日は12.0%高で終了)。中間期に2割減益を計上したものの、決算内容を評価した買いが続いている。米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)は4.5%高。増益決算を発表した23日以降、連日で上昇している。同業の康師傅HD(ティンイー:322/HK)も5.0%高と急伸。同社は週明けの29日に、業績を発表する予定だ。中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)は3.9%高と後場に上げ幅拡大。昼に中間期の2割増益を報告したことが手がかりだ。<br/><br/>そのほかの業績動向を材料にした動きでは、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が3.4%高と続伸した。同社の決算は7割減益だったものの、自社予想の範囲内。保険業の重要指標である新契約価値(期中に獲得した新契約の価値)が5割の伸びを示し、市場予想を大きく上回った点が材料視された。増益を確保した銘柄では、白物家電大手の海信科龍電器(ハイセンス・ケロン・エレクトリカル:921/HK)が2.5%高、医薬品卸売大手の上海医薬集団(2607/HK)が2.1%高と値を上げている。<br/><br/>一方、自動車大手の東風汽車集団(489/HK)は6.6%安と後場に急落。昼に公表した減益決算を失望する流れ。先行して発表された同業他社の好決算を材料に、前場段階では小高く推移していた(前引けは0.6%高)。<br/><br/><br/>【亜州IR】<br/><br/><br/><br/>

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